MEDOC豆情報」カテゴリーアーカイブ

【豆情報】メドックが認知症フロアを作らないわけ…

介護施設ではよく疾患によりフロアやユニットで分けることがあります。
『2階は認知症の方』『3階と4階は…』みたく。

メドックではそういった分け方は
やったことがありません。

まぁやりたくなかったんです。

おそらく認知症フロアを設けているところは
 ・鍵のある環境にしないと誤って外に出られてしまうので
 ・認知症行動が周囲に迷惑がかかってしまうので
 ・認知症知識を持つ職員で構成できるので
といった理由だと思います。

決して他施設を否定しているわけではありません(+_+)
『疾患によるフロア分け』という手段を
メドックの理念に従いとらなかっただけです。

理念のノーマライゼーション(普通の生活をあたりまえに継続すること)に基づき、
症状よる『普通の住まい』の変更を最小限にしたかったんです。


↑実際の入居者様のお部屋。ご自身の香りのする普通の住まいにしてほしい。

入居された方々が特養に移られるのは一大決心だったと思うんです。
できれば自宅でと思われたはずです。
なのに入居してからなお
お身体の具合により住まいを変更しなくてはならない
というか「させられてしまう」
しかも、それを判断するのは私たちスタッフ…

…それは嫌だろうなと。

あと、もし症状悪化が認知症状だった場合、
別の部屋移ったら、どうなるか…
『ん??ここはどこ?なぜここに来たの?』となる。
慣れ親しんだ環境がまたリセットされてしまう。

…それも嫌だろうなと。

だったら住まいを変えることなくどうにかしよう
ってのがメドックがとった方法です。

対応方法はそれぞれ「ユニットによる個別ケア」で行います。

それぞれ細かくは省略しますが、
どれも
 『行動に蓋する対策』だけでなく、
 『原因に対しての対策』を行っていくこと
で解決に向けていきます。

うまく行けばご利用者様にとっても私たちにとっても良い結果となります。

でも
なかなかうまく行かずにご本人や周囲の方へ
ご迷惑をおかけすることもございます…
そして色々やってみた結果、
結局住居の移動をお願いすることもあります…

しかし、
まずは『普通の生活の維持』を理念に
ご本人が喜ばれるであろうことをしてみる
そしてその延長に私たちの喜びがあるはず
それが
メドックが『疾患によるフロア分け』をしない理由なんです。

メドック東浦 事務部 吉田

2015年08月11日   カテゴリー: 特別養護老人ホーム, お知らせ, MEDOC豆情報 | コメントする

(フ・θ・)フ ツイッターとやらを…

「つぶやく」を変換したら「呟く」でなく「粒薬」と出てきました。
我ながら仕事熱心だと感じます。

それはさておき、
メドックがツイッターとやらをはじめました。

以前から災害時用として用意していたんですが、
普段の日常の私たちをお伝えできないかなと思ってやり始めました。

ブログは少し硬くなりますし
イベントとかが中心となってしまいますしね。

結構フランクな形をお見せできたらと思っています。

あ、
でもせっかくなので、災害時用の説明も…。

災害時用のきっかけはやはり東日本震災です。
情報伝達手段が限られていた中で
ブログのコメント欄やツイッターで情報交換をしていたニュースを見ました。

なので、
地震などの緊急災害時に私たちの様子が伝達できるように始めました。

普段はおもに
台風など暴風大雨警報が発令された場合の
デイサービスやショートステイの営業の予定と状況のお知らせ
で使用しています。

いつか必ず来る自然災害の時用に準備しました。

そして今回、
もっとメドックの日常性を…と思いまして、
女性事務員を「ツイッター部長」に任命し、
出勤時1ネタをノルマとしてやってもらってます。

これが思った以上に上手でして
驚きました。

自然な職員目線のつぶやきがいい味出しています。

このままうまくいけば
「ツイッター大臣」に任命しようかと思っています☆

皆様も是非覗いていって
出来ればフォロアーになってくださいm(__)m

メドック☆twitterはコチラ

事務部 吉田

2015年06月26日   カテゴリー: お知らせ, スタッフ募集, MEDOC豆情報 | コメントする

【豆情報】介護情勢とメドックについて【医療体制】

まず、メドック東浦の「メドック」はどういう意味か…

…ってのは以前書きましたので、省略しますm(__)m
【豆情報】メドックの名前の由来…

そう、メドック東浦のメドックは
医療法人メドック健康クリニックから来ています。

これは、私たちの大きな『ウリ』のひとつです。

私たち社会福祉法人成仁会は
県下でもそう多くない
社会福祉法人と医療法人のホールディングスカンパニーに
近い環境が整っています。

27年度介護報酬改定はご存知のよう2.27%減算という厳しいものでした。
しかしこれは「この数字で納まった」とも言えます。

実際、当初財務省は6%減算を求めてきましたし
社会福祉法人には内部留保の国庫返納も協議されてきておりました。

その流れの中、厚生労働省は財務省に向け介護職処遇改善などを理由に
減額を最小限にしたといえます。(かなりキツイですが…)

これから団塊世代が高齢になっていくのをみると
介護保険がパンクするのは目に見えています。
パンクしない為には
 ①収入を増やすか
 ②支出を減らすか 
ですが、国は①の国庫負担増や保険料増額、徴収枠の拡張(40歳→20歳)でなく、
 ②の「所得の多い人は2割負担へ」「特養は要介護3以上」
   「在宅は総合事業へ」「胃ろうになれば要介護5→4に」といった
 【介護保険の利用を制限する】
という手を取ってきました。

“介護業界は価格などを国がコントロールしているが故に需要と供給の市場原理が働かない環境である”
これを踏まえ今後の介護情勢を考えると、
以降の高齢者介護市場は
☆「医療」「リハビリ」「認知症」を必要をする被保険者のみ【限定的】に介護保険を使い、
☆それ以外の被保険者は「地域・夫婦で助け合う」
という形になっていくと思われます。

これからの介護事業所としては
「専門性」や「地域性」に特化した事業所を目指していかなくてはなりません。

私たちメドックは
医療リハビリを中心に「医療専門性に特化」した医療法人と
介護や保育を中心に「地域還元」を目的とした社会福祉法人を持ち合わせております。

2018年の医療介護報酬同時改定ではもっと厳しいものになるといわれており、
これからの介護保険業界はますます競争が激しくなります。
淘汰される企業も出てくると思われます。

私たちも経営努力を続け、
常によりよいサービスを提案していかなくてはいけませんが、
医療法人と強い絆がある私たちは
特に時代にあった提案ができるものと思われます。

現在は
ご利用者へは「医師と理学療法士の派遣」
そして
職員へは「産業医と年1回人間ドックの実施」
が連携の中心ですが、
こちらをどんどん増やして
現場と時代のニーズに応えれるよう進めていきたいと思います。

メドック東浦 事務 吉田

2015年04月11日   カテゴリー: 特別養護老人ホーム, お知らせ, スタッフ募集, MEDOC豆情報 | コメントする