【豆情報】介護情勢とメドックについて【医療体制】

まず、メドック東浦の「メドック」はどういう意味か…

…ってのは以前書きましたので、省略しますm(__)m
【豆情報】メドックの名前の由来…

そう、メドック東浦のメドックは
医療法人メドック健康クリニックから来ています。

これは、私たちの大きな『ウリ』のひとつです。

私たち社会福祉法人成仁会は
県下でもそう多くない
社会福祉法人と医療法人のホールディングスカンパニーに
近い環境が整っています。

27年度介護報酬改定はご存知のよう2.27%減算という厳しいものでした。
しかしこれは「この数字で納まった」とも言えます。

実際、当初財務省は6%減算を求めてきましたし
社会福祉法人には内部留保の国庫返納も協議されてきておりました。

その流れの中、厚生労働省は財務省に向け介護職処遇改善などを理由に
減額を最小限にしたといえます。(かなりキツイですが…)

これから団塊世代が高齢になっていくのをみると
介護保険がパンクするのは目に見えています。
パンクしない為には
 ①収入を増やすか
 ②支出を減らすか 
ですが、国は①の国庫負担増や保険料増額、徴収枠の拡張(40歳→20歳)でなく、
 ②の「所得の多い人は2割負担へ」「特養は要介護3以上」
   「在宅は総合事業へ」「胃ろうになれば要介護5→4に」といった
 【介護保険の利用を制限する】
という手を取ってきました。

“介護業界は価格などを国がコントロールしているが故に需要と供給の市場原理が働かない環境である”
これを踏まえ今後の介護情勢を考えると、
以降の高齢者介護市場は
☆「医療」「リハビリ」「認知症」を必要をする被保険者のみ【限定的】に介護保険を使い、
☆それ以外の被保険者は「地域・夫婦で助け合う」
という形になっていくと思われます。

これからの介護事業所としては
「専門性」や「地域性」に特化した事業所を目指していかなくてはなりません。

私たちメドックは
医療リハビリを中心に「医療専門性に特化」した医療法人と
介護や保育を中心に「地域還元」を目的とした社会福祉法人を持ち合わせております。

2018年の医療介護報酬同時改定ではもっと厳しいものになるといわれており、
これからの介護保険業界はますます競争が激しくなります。
淘汰される企業も出てくると思われます。

私たちも経営努力を続け、
常によりよいサービスを提案していかなくてはいけませんが、
医療法人と強い絆がある私たちは
特に時代にあった提案ができるものと思われます。

現在は
ご利用者へは「医師と理学療法士の派遣」
そして
職員へは「産業医と年1回人間ドックの実施」
が連携の中心ですが、
こちらをどんどん増やして
現場と時代のニーズに応えれるよう進めていきたいと思います。

メドック東浦 事務 吉田